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CDelayedRedrawAddinT< TYP > クラステンプレート

遅延再描画アドイン [詳解]

#include <TnbMfcDelayedRedraw.h>

+ CDelayedRedrawAddinT< TYP > の継承関係図

公開型

enum  
 シンボル定義 [詳解]
 

公開メンバ関数

 CDelayedRedrawAddinT (void)
 コンストラクタ [詳解]
 
void DelayedRedraw (void)
 [設定] 遅延再描画指定. [詳解]
 
DWORD GetExStyle (void) const
 [取得] ウィンドウ拡張スタイル取得. [詳解]
 
BOOL GetRedraw (void) const
 [取得] 再描画状態取得. [詳解]
 
HWND GetSafeHwnd (void) const
 [取得] ウィンドウハンドル取得. [詳解]
 
DWORD GetStyle (void) const
 [取得] ウィンドウスタイル取得. [詳解]
 
BOOL ModifyStyle (DWORD dwRemove, DWORD dwAdd, UINT nFlags=0)
 [設定] ウィンドウスタイル変更. [詳解]
 
BOOL ModifyStyleEx (DWORD dwRemove, DWORD dwAdd, UINT nFlags=0)
 [設定] ウィンドウ拡張スタイル変更. [詳解]
 
void SetRedraw (BOOL bRedraw=TRUE)
 [設定] 再描画許可・禁止設定. [詳解]
 
void SetRedrawAbsolutely (void)
 [設定] 再描画許可. [詳解]
 
void SetTiming (DWORD postDrawTiming, DWORD lastDrawInterval)
 [設定] タイミング設定. [詳解]
 
BOOL SetWindowPos (const CWnd *pWndInsertAfter, int x, int y, int cx, int cy, UINT nFlags)
 [設定] ウィンドウサイズポジション設定. [詳解]
 
void SetWindowText (LPCTSTR lpszString)
 [設定] ウィンドウタイトル設定. [詳解]
 
BOOL ShowWindow (int nCmdShow)
 [設定] ウィンドウ表示状態. [詳解]
 
void UpdateWindow (void)
 [処理] 再描画. [詳解]
 

限定公開メンバ関数

virtual void PostNcDestroy (void)
 [通知] 破棄終了通知 [詳解]
 
virtual BOOL PreCreateWindow (CREATESTRUCT &cs)
 [通知] special pre-creation and window rect adjustment hooks. [詳解]
 
virtual void PreSubclassWindow (void)
 [通知] subclassing/unsubclassing functions. [詳解]
 
virtual LRESULT WindowProc (UINT message, WPARAM wParam, LPARAM lParam)
 [通知] for processing Windows messages. [詳解]
 

詳解

template<typename TYP = CStatic>
class TNB::MFC::CDelayedRedrawAddinT< TYP >

遅延再描画アドイン

inline なコントロールです。

多くの情報の更新の際、描画のタイミングを遅らせて、まとめて描画する(処理を軽減出来る)機能を提供します。
引数
TYP要素の型。CWnd のサブクラスである必須があります。
使用例
//= 型宣言 (typedefしておかないと Wizardでエラーに成ります)
typedef CDelayedRedrawAddinT<CStatic> CDrStatic;
//= ダイアログクラス宣言
CDrStatic m_text; // <- 元々 CStaticだったメンバを書き換えた
必要ファイル
TnbMfcDelayedRedraw.h
日付
10/02/04 新規作成
10/11/01 CWnd::RedrawWindow() のフラグ、変更(CE対策)。

TnbMfcDelayedRedraw.h49 行目に定義があります。

列挙型メンバ詳解

◆ anonymous enum

anonymous enum
inherited

シンボル定義

TnbMfcSetRedrawEx.h46 行目に定義があります。

構築子と解体子

◆ CDelayedRedrawAddinT()

コンストラクタ

TnbMfcDelayedRedraw.h55 行目に定義があります。

関数詳解

◆ DelayedRedraw()

void DelayedRedraw ( void  )

[設定] 遅延再描画指定.

内容更新時、その前にこのメソッドをコールして置きます。

TnbMfcDelayedRedraw.h74 行目に定義があります。

◆ GetExStyle()

DWORD GetExStyle ( void  ) const
inherited

[取得] ウィンドウ拡張スタイル取得.

本インスタンスが管理しているウィンドウの拡張スタイルを返します。

戻り値
ウィンドウスタイル。 WS_EX_LEFT や WS_EX_TOPMOST などのシンボルが論理和(or)されている。

◆ GetRedraw()

BOOL GetRedraw ( void  ) const
inherited

[取得] 再描画状態取得.

戻り値
TRUE再描画許可状態。
FALSE再描画禁止状態。

TnbMfcSetRedrawEx.h77 行目に定義があります。

◆ GetSafeHwnd()

HWND GetSafeHwnd ( void  ) const
inherited

[取得] ウィンドウハンドル取得.

本インスタンスが管理しているウィンドウのハンドルを返します。

戻り値
ウィンドウハンドル

◆ GetStyle()

DWORD GetStyle ( void  ) const
inherited

[取得] ウィンドウスタイル取得.

本インスタンスが管理しているウィンドウのスタイルを返します。

戻り値
ウィンドウスタイル。 WS_CHILD や WS_MINIMIZE などのシンボルが論理和(or)されている。

◆ ModifyStyle()

BOOL ModifyStyle ( DWORD  dwRemove,
DWORD  dwAdd,
UINT  nFlags = 0 
)
inherited

[設定] ウィンドウスタイル変更.

引数
dwRemove除去するスタイルを指定する。
dwAdd追加するスタイルを指定する。
nFlagsSetWindowPos() に渡すフラグ。0なら SetWindowPos() を呼びません。
戻り値
TRUE成功.
FALSE失敗.

◆ ModifyStyleEx()

BOOL ModifyStyleEx ( DWORD  dwRemove,
DWORD  dwAdd,
UINT  nFlags = 0 
)
inherited

[設定] ウィンドウ拡張スタイル変更.

引数
dwRemove除去する拡張スタイルを指定する。
dwAdd追加する拡張スタイルを指定する。
nFlagsSetWindowPos() に渡すフラグ。0なら SetWindowPos() を呼びません。
戻り値
TRUE成功.
FALSE失敗.

◆ PostNcDestroy()

virtual void PostNcDestroy ( void  )
protectedvirtualinherited

[通知] 破棄終了通知

TnbMfcSetRedrawEx.h168 行目に定義があります。

◆ PreCreateWindow()

virtual BOOL PreCreateWindow ( CREATESTRUCT &  cs)
protectedvirtualinherited

[通知] special pre-creation and window rect adjustment hooks.

Create時コールされます。

覚え書き
CWndのメソッドをオーバーライドしています。
引数
cs構築データ.
戻り値
結果.

TnbMfcSetRedrawEx.h160 行目に定義があります。

◆ PreSubclassWindow()

virtual void PreSubclassWindow ( void  )
protectedvirtual

[通知] subclassing/unsubclassing functions.

サブクラス化する時コールされます。

覚え書き
CWndのメソッドをオーバーライドしています。

CSetRedrawExAddinT< CStatic >を再実装しています。

CLightListBoxで再実装されています。

TnbMfcDelayedRedraw.h119 行目に定義があります。

◆ SetRedraw()

void SetRedraw ( BOOL  bRedraw = TRUE)
inherited

[設定] 再描画許可・禁止設定.

覚え書き
これをアドオンすると、カウンタ式になります。つまり、禁止を3回行ったら、 許可を3階しないと、再描画されるようになりません。
引数
bRedrawTURE なら再描画を許可します。 FALSE なら禁止します。

TnbMfcSetRedrawEx.h57 行目に定義があります。

◆ SetRedrawAbsolutely()

void SetRedrawAbsolutely ( void  )
inherited

[設定] 再描画許可.

覚え書き
カウンタを初期化し、かならず再描画されるようにします。

TnbMfcSetRedrawEx.h66 行目に定義があります。

◆ SetTiming()

void SetTiming ( DWORD  postDrawTiming,
DWORD  lastDrawInterval 
)

[設定] タイミング設定.

引数
postDrawTiming内容更新が続いている間、再描画するタイミング(ms)。(def.200)
lastDrawInterval内容更新がひと段落したと判断する時間(ms)。(def.100)

TnbMfcDelayedRedraw.h64 行目に定義があります。

◆ SetWindowPos()

BOOL SetWindowPos ( const CWnd pWndInsertAfter,
int  x,
int  y,
int  cx,
int  cy,
UINT  nFlags 
)
inherited

[設定] ウィンドウサイズポジション設定.

子ウィンドウ、ポップアップ ウィンドウ、およびトップレベル ウィンドウのサイズ、位置、および Z オーダーを変更します。

引数
pWndInsertAfterZ オーダーでこの CWnd オブジェクトより前に配置される CWnd オブジェクトを識別します。このパラメータへは、 CWnd へのポインタか 次の値のいずれか 1 つを指定できます。
  • wndBottom ウィンドウを Z オーダーの一番下に置きます。この CWnd が最上位のウィンドウの場合、ウィンドウの最上位ステータスは失われます。 システムでは、このウィンドウをほかのすべてのウィンドウよりも下に置きます。
  • wndTop ウィンドウを Z オーダーの先頭に置きます。
  • wndTopMost ウィンドウを最上位でないすべてのウィンドウの上に置きます。 ウィンドウは、非アクティブになったときも、最上位の位置を保持します。
  • wndNoTopMost ウィンドウを最上位でないすべてのウィンドウの先頭に再配置します (つまり、一番手前のすべてのウィンドウの後ろに置きます)。 ウィンドウが既に非最上位ウィンドウとなっているときは、このフラグは無効です。
xウィンドウの新しい左辺の位置を指定します。
yウィンドウの新しい上辺の位置を指定します。
cxウィンドウの新しい幅を指定します。
cyウィンドウの新しい高さを指定します。
nFlagsサイズ変更オプションおよび位置指定オプションを指定します。このパラメータには、次の値を組み合わせて指定できます。
  • SWP_DRAWFRAME ウィンドウの周りにフレーム (ウィンドウ作成時に定義されます) を描画します。
  • SWP_FRAMECHANGED ウィンドウのサイズが変化されていない場合でも、ウィンドウに WM_NCCALCSIZE メッセージを送信します。このフラグが指定されていない場合、WM_NCCALCSIZE メッセージはウィンドウのサイズが実際に変化しているときにだけ送られます。
  • SWP_HIDEWINDOW ウィンドウを非表示にします。
  • SWP_NOACTIVATE ウィンドウをアクティブにしません。このフラグが設定されていないと、ウィンドウはアクティブになり、最上位または非最上位のウィンドウ グループのいずれかの先頭に移動されます (パラメータ pWndInsertAfter の設定に依存します)。
  • SWP_NOCOPYBITS クライアント領域の内容全体を破棄します。このフラグが指定されていない場合、クライアント領域の有効な内容はすべて保存されます。保存された内容は、ウィンドウのサイズや位置が再び変更されたときにクライアント領域に復元されます。
  • SWP_NOMOVE 現在位置を保持します (x パラメータと y パラメータを無視します)。
  • SWP_NOOWNERZORDER オーナー ウィンドウの Z オーダーの位置を変更しません。
  • SWP_NOREDRAW 変更があっても再描画しません。このフラグが設定されていると、どのような種類の再描画も行われません。このことは、クライアント領域、非クライアント領域 (タイトルやスクロール バーを含みます)、ウィンドウが移動したことにより覆われない親ウィンドウのあらゆる部分に適用されます。このフラグが設定されているときは、アプリケーションは再描画が必要なウィンドウや親ウィンドウのあらゆる部分を明示的に無効領域または再描画する必要があります。
  • SWP_NOREPOSITION SWP_NOOWNERZORDER と同じです。
  • SWP_NOSENDCHANGING ウィンドウが WM_WINDOWPOSCHANGING メッセージを受信しないようにします。
  • SWP_NOSIZE 現在のサイズを保持します (cx パラメータと cy パラメータを無視します)。
  • SWP_NOZORDER 現在の順序を保持します (pWndInsertAfter を無視します)。
  • SWP_SHOWWINDOW ウィンドウを表示します。
戻り値
TRUE成功.
FALSE失敗.

◆ SetWindowText()

void SetWindowText ( LPCTSTR  lpszString)

[設定] ウィンドウタイトル設定.

引数
lpszString文字列.

TnbMfcDelayedRedraw.h92 行目に定義があります。

◆ ShowWindow()

BOOL ShowWindow ( int  nCmdShow)
inherited

[設定] ウィンドウ表示状態.

引数
nCmdShowCWnd を表示する方法を指定します。次の値のいずれかになります。
  • SW_HIDE このウィンドウを非表示にし、他のウィンドウをアクティブにします。
  • SW_MINIMIZE ウィンドウを最小化し、システムのリストのトップレベル ウィンドウをアクティブにします。
  • SW_RESTORE ウィンドウをアクティブにし、表示します。ウィンドウが最小化または最大化されている場合は、Windows によって元のサイズと位置に戻されます。
  • SW_SHOW ウィンドウをアクティブにし、現在のサイズと位置で表示します。
  • SW_SHOWMAXIMIZED ウィンドウをアクティブにし、最大表示します。
  • SW_SHOWMINIMIZED ウィンドウをアクティブにし、最小化して表示します。
  • SW_SHOWMINNOACTIVE ウィンドウを最小化して表示します。現在アクティブなウィンドウはアクティブなまま表示します。
  • SW_SHOWNA 現在の状態でウィンドウを表示します。現在アクティブなウィンドウはアクティブなまま表示します。
  • SW_SHOWNOACTIVATE ウィンドウを直前のサイズと位置で表示します。現在アクティブなウィンドウはアクティブなまま表示します。
  • SW_SHOWNORMAL ウィンドウをアクティブにし、表示します。ウィンドウが最小化または最大化されている場合は、Windows によって元のサイズと位置に戻されます。
戻り値
TRUE成功.
FALSE失敗.

◆ UpdateWindow()

void UpdateWindow ( void  )

[処理] 再描画.

覚え書き
遅延描画せず、すぐに描画指示します。

TnbMfcDelayedRedraw.h102 行目に定義があります。

◆ WindowProc()

virtual LRESULT WindowProc ( UINT  message,
WPARAM  wParam,
LPARAM  lParam 
)
protectedvirtual

[通知] for processing Windows messages.

メッセージ受信したらコールされます。

覚え書き
CWndのメソッドをオーバーライドしています。
引数
messageメッセージ
wParamWPARAM
lParamLPARAM
戻り値
リザルト。

CSetRedrawExAddinT< CStatic >を再実装しています。

CLightListBoxで再実装されています。

TnbMfcDelayedRedraw.h134 行目に定義があります。