ダイアルアップ管理クラス
[詳解]
#include <TnbDialupManager.h>
ダイアルアップ管理クラス
インスタンス一つにつき、一つのダイアルアップを管理、監視することができます。
すでに接続しているダイアルアップをアタッチすることも可能です。
- 覚え書き
- リスナー内で SendMessage を使う場合、 ReferThreadStatus() で
関連ウィンドウ
を指定する 必要があります。 CThread::SetOwnerHwnd() を参照してください。
- 必要ファイル
- TnbDialupManager.h
- 日付
- 06/04/01 新規作成
-
08/07/08 CEでの調整
-
10/03/19 ReferThreadStatus() 追加。
TnbDialupManager.h の 67 行目に定義があります。
◆ CDialupManager()
◆ ~CDialupManager()
◆ Attach()
bool Attach |
( |
LPCTSTR |
lpszPhoneBook, |
|
|
LPCTSTR |
lpszEntryName, |
|
|
IListener * |
piDialupListener = NULL |
|
) |
| |
[設定] アタッチ.
アタッチ後、接続を監視します。
- 覚え書き
- 指定のエントリ名が接続されているかのチェックにもなります。
- 引数
-
lpszPhoneBook | 電話帳名。NULL指定可能。 |
lpszEntryName | エントリ名。 |
piDialupListener | リスナー。NULLを指定すると切断を監視しません。 |
- 戻り値
-
true | アタッチ成功 |
false | 失敗(コネクトされていない/本インスタンスが処理中/他のプロセスで接続中) |
TnbDialupManager.h の 439 行目に定義があります。
◆ CreatePhoneBookEntry()
static bool CreatePhoneBookEntry |
( |
LPCTSTR |
lpszPhoneBook, |
|
|
LPCTSTR |
lpszEntryName, |
|
|
LPCTSTR |
lpszDeviceName, |
|
|
LPCTSTR |
lpszAreaCode, |
|
|
LPCTSTR |
lpszPhoneNumber, |
|
|
LPCTSTR |
lpszUserName, |
|
|
LPCTSTR |
lpszPassword |
|
) |
| |
|
static |
[作成] 電話エントリ作成
- 引数
-
lpszPhoneBook | 電話帳名。NULL指定可能。 |
lpszEntryName | エントリ名。 |
lpszDeviceName | デバイス名。 |
lpszAreaCode | エリアコード(NULL指定可能) |
lpszPhoneNumber | 電話番号。 |
lpszUserName | ユーザ名。 |
lpszPassword | パスワード。 |
- 戻り値
-
TnbDialupManager.h の 1014 行目に定義があります。
◆ Detach()
◆ Dial()
[操作] ダイアル.
接続後、接続を監視します。
- 覚え書き
- 既につながっている場合、パラメータが異なっていても切断しません。
-
パラメータのデバイス名は、EnumDeviceNames()で得られた名前か、 Emptyを指定してください(Emptyの場合Deviceはデフォルトのまま)。
- 引数
-
D | ダイアルパラメータ |
piDialupListener | リスナー。NULLを指定すると接続成功するまでリターンしません。また切断を監視しません。 |
- 戻り値
-
TnbDialupManager.h の 475 行目に定義があります。
◆ EnumConnectedEntryNames()
static CStrVector EnumConnectedEntryNames |
( |
void |
| ) |
|
|
static |
◆ EnumDeviceNames()
static CStrVector EnumDeviceNames |
( |
bool |
boIsModemOnly = true | ) |
|
|
static |
[取得] 接続されているデバイス名一覧
- 覚え書き
- 一覧作成にRAS-APIを使用しています。
- 引数
-
boIsModemOnly | trueならMODEMのみ。省略するとRAS管理のデバイスすべて。 |
- 戻り値
- デバイスの名前の一覧。無効ならAPIエラー発生。
TnbDialupManager.h の 856 行目に定義があります。
◆ EnumEntryNames()
static CStrVector EnumEntryNames |
( |
LPCTSTR |
lpszPhoneBook | ) |
|
|
static |
[取得] エントリ名一覧
- 引数
-
lpszPhoneBook | 電話帳名。NULL指定可能。 |
- 戻り値
- エントリ名一覧。無効ならAPIエラー発生。
TnbDialupManager.h の 745 行目に定義があります。
◆ EnumModemPorts()
static int EnumModemPorts |
( |
CStrVector & |
_vstrModemNames | ) |
|
|
static |
[取得] デバイス(モデム)名一覧.
COMxに対するデバイス名が得られます。
- 覚え書き
- CStrVector のIndex 1が「COM1」のデバイス名、Index 2が「COM2」のデバイス名となります。 Emptyならデバイス無しです。
-
一覧作成にレジストリを参照しています。
- 引数
-
[out] | _vstrModemNames | Sizeは257になっており、COMポートがIndexで、それぞれに存在すればモデム名が格納される。 |
- 戻り値
- 発見数(配列数ではない)
TnbDialupManager.h の 902 行目に定義があります。
◆ GetConnectedDeviceName()
CStr GetConnectedDeviceName |
( |
void |
| ) |
const |
[取得] デバイス名取得.
本インスタンスで扱っている接続のデバイス名が得られます。
- 戻り値
- デバイス名。アタッチ(接続)していない場合Emptyが返ります。
TnbDialupManager.h の 644 行目に定義があります。
◆ GetConnectStatus()
DWORD GetConnectStatus |
( |
RASCONNSTATUS & |
_tStatus | ) |
const |
◆ GetDialParams()
static TDialParams GetDialParams |
( |
LPCTSTR |
lpszPhoneBook, |
|
|
LPCTSTR |
lpszEntryName |
|
) |
| |
|
static |
[取得] エントリのダイアルパラメータ取得
- 引数
-
lpszPhoneBook | 電話帳名。NULL指定可能。 |
lpszEntryName | エントリ名。 |
- 戻り値
- パラメータ。エラーの場合、無効なパラメータが返ります。
TnbDialupManager.h の 809 行目に定義があります。
◆ GetErrorString()
static CStr GetErrorString |
( |
DWORD |
dwError | ) |
|
|
static |
◆ GetIpAddress() [1/2]
static CStr GetIpAddress |
( |
HRASCONN |
hRasConn | ) |
|
|
static |
◆ GetIpAddress() [2/2]
CStr GetIpAddress |
( |
void |
| ) |
const |
[取得] IPアドレス取得.
本インスタンスで扱っている接続のIPアドレスが得られます。
- 戻り値
- IPアドレス。アタッチ(接続)していない場合Emptyが返ります。
TnbDialupManager.h の 661 行目に定義があります。
◆ GetRasConn()
static HRASCONN GetRasConn |
( |
LPCTSTR |
lpszPhoneBook, |
|
|
LPCTSTR |
lpszEntryname |
|
) |
| |
|
static |
[確認] 指定Entry接続完了状態チェック
- 引数
-
lpszPhoneBook | 電話帳名。NULL指定可能。 |
lpszEntryname | エントリ名。 |
- 戻り値
- RASのハンドル。NULLなら未接続(接続処理中も含む)
TnbDialupManager.h の 713 行目に定義があります。
◆ HangUp()
◆ IsAttach()
bool IsAttach |
( |
void |
| ) |
const |
[確認] アタッチしているか.
- 覚え書き
- Dialした場合もアタッチ常態になります。
- 戻り値
-
true | アタッチしている |
false | アタッチしていない |
TnbDialupManager.h の 424 行目に定義があります。
◆ operator HRASCONN()
[取得] RASハンドル取得.
本インスタンスで扱っている接続のRASハンドルが得られます。
- 戻り値
- ハンドル。アタッチ(接続)していない場合NULLになります。
TnbDialupManager.h の 671 行目に定義があります。
◆ ReferThreadStatus()
◆ SetUserInitCommand()
static int SetUserInitCommand |
( |
LPCTSTR |
lpszModemName, |
|
|
LPCTSTR |
lpszCommand |
|
) |
| |
|
static |
[取得] デバイス初期化コマンド設定.
指定デバイス(モデム)の「追加の初期化コマンド」を設定します。
- 覚え書き
- レジストリを操作しています。
- 引数
-
lpszModemName | デバイス(モデム)名。 |
lpszCommand | 追加の初期化コマンド。NULLを指定すると、クリアします。 |
- 戻り値
-
TnbDialupManager.h の 960 行目に定義があります。
◆ StateToString()