簡易シリアルラインモニター


     PC でシリアルのラインモニターを行えるソフトです。
    PC には複数の COM ポートが必須です。
    
     仕組みは単純で、PC を間に入れることで、受信した
    データはもう一方のポートへ送っているだけです。
     CTS-RTS 、DTR-DSR も通知しています。
    
     ※ただし、 RING や RLSD はサポートしていません。
    
    
     モニターした内容は、現在、画面に表示するのみです。
    
    
     画面左側はポート1からポート2に送信したデータ、
    画面右側はポート2からポート1に送信したデータが表示されます。
    
    また、それぞれのポートの RTS 、DTS の状態がそれぞれに表示されます。
    
    
    
    
    ●接続例1
    
     Device1 と Device2 がストレートシリアルケーブルで接続している場合。
    
        (主)                     (従;Modem など)
        [Device1] ---- [Device2]
    
     PC に2つのシリアルポートを用意し、以下のように接続します。
    
        [Device1] ---- [PC] ---- [Device2]
    
    
    
    ●接続例2
    
     Device1 と Device2 がクロスシリアルケーブルで接続している場合。
    
        [Device1] ---- [Device2]
    
     PC に2つのシリアルポートを用意し、以下のように接続します。
    
        [Device1] ---- [PC] ---- [Device2]
    
    
    
    ●接続例3
    
     PC と Device がクロスシリアルケーブルで接続している場合。
    
        [PC](COM1:) ---- [Device]
    
    
     com0com を入れ、COM90: COM91: の対を用意します。
    そして、本ソフトで COM1: と COM90: を使用し、今まで、
    COM1:を使っていたソフトは、代わりに COM91: を使うようにします。
    
        [PC](COM91:)(COM90)(COM1:) ---- [Device]
    
        ※COM91:とCOM90:は com0com で接続され、
         COM90:と COM1:は本ソフトがつないでいる。
    
    
    
    ●ログ例
    
     以下のようにデータとその時の RTS 信号の状態がわかるようになっています。
    (左側 PC, 右側 TypeA)。6桁の数値は、上行からの経過時間(ms)です。
    
    左側
    ---------------------------------------------------------
    ┗┓|------| RTS is Hi
     ┃|000016|
    ┏┛|000000| RTS is Low
    ┃ |000000| 0000 : 02 04 01 01 00 06 03 --  : .......
    ┃ |000000|
    ┃ |000109|
    ---------------------------------------------------------
    右側
    ---------------------------------------------------------
     ┃|------|
    ┏┛|000016| RTS is Low
    ┃ |000000|
    ┃ |000000|
    ┃ |000000| 0000 : 02 03 81 00 84 03 -- --  : ......
    ┗┓|000109| RTS is Hi
    ---------------------------------------------------------
    
    
    (eof)