−<□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□>−



			  2つのSCSIポートを使う

			  TWO SCSI-IOCS DRIVER

			   TWOSCSI.x

				 ver 0.55

		   Copyright 1996 1997 1998 TNB製作所




	☆☆☆ 初めに ☆☆☆

	 本ソフトはこちらで勝手に X680x0 の SCSI 周りを解析し、制
	作したものです。本ソフトを当てに SCSI 機器を購入して、動か
	ない場合、こちらでは責任を負いかねます。必ず、各自の判断、
	責任で使用して下さい。

	 また、本バージョンより TWOSCSIs.x , SUBSTID.x を同梱して
	います。TWOSCSIs.x は デバイスドライバに SUSIE.x(GORRY氏作)
	しか使用出来ないドライバになっています。

	 本体 ID=7 の制限をやめました。万が一の SRAM ワークの破壊
	の時でも、全然回避出来るわけではなかったので ^^; 。その代
	わり内蔵か I・O ポートの(コールで得られる)フラグが不安定
	です(正直見分ける方法がない)。

	 本バージョンより ST-SCSI ポート,EX-SCSI ポートではなく、
	1st-SCSI ポート,2nd-SCSI ポートと呼ぶ様にしました。これは
	3rd-SCSI ポートとか出てくる可能性が・・・ゴニョゴニョ

	 `設定予想.DOC'には、本ソフトを使える環境(機器)と、その場
	合の設定例を書いてあります。必ず本ドキュメント共に
	`設定予想.DOC'をご覧下さいます様、お願いします。また、以前
	月刊電脳倶楽部で掲載された関係記事も同梱しておきます。合わ
	せてご覧下さい。

					TNB製作所代表  田圃 鴎



−<□■□ X680x0 の SCSI □■□>−


 X680x0 の SCSI-port は、タイプとして内蔵、拡張ボード。そして満開製作所の

SCSI-2 ボード、Mach-2 の3種類ある( SxSIを使って、SASI-port もソフト的に

SCSI-port に出来るから4種類か?)。


 内蔵 SCSI、拡張ボード SCSI (Mach-2 も含む)は、ハード的には共存可能のはず

である。アドレスも、割り込みベクタ(SPC割り込み)も違う。だから、この2つは

ソフト次第でそれぞれに SCSI 機器を7つ付けられるはずなのである。


 ソフト次第である。デバイスドライバやツールが SCSI 機器にアクセスするのは

SCSI コールを使用する。この SCSI コールのプログラムが1つの SCSI-port 専用

の一つしか設定出来ないから、SCSI-port が一つしか使えないわけだ。


 そこで2つのアプローチが考えられる。1つは新たに SCSI コールを別のトラッ

プナンバーに作ることだ。SCSI コールは IOCS の $F5 になっている。例えば $F8、

ここにもう一つの SCSI-port の SCSI コールを登録すれば両方使うことが出来る

はずだ。ただし、従来のデバイスドライバや、ツールはそのままでは使えない。そ

れぞれの SCSI-port 用にツールで指定出来るようにし、SCSI コールを $F5、$F8 

とわけなければならない。$F8 の方にはデバイスドライバでしか使わない機器を繋

いでそのデバイスドライバだけを改造しておけばいいので、比較的簡単に出来るか

も知れない。 が、本ソフトはもう一つの方法をとった。それはソフト的に SCSI-

ID が 0〜15 まであるようにみせかける、と言う方法だ。しかも本ソフト及びデバ

イスドライバ登録時に細工をすることでデバイスドライバを無改造で使用できるよ

うにする(TWOSCSI Type-S ではデバドラの細工は行われない)。ツールは単純に

「ID 8以上ならエラー」としていた部分を「ID 16以上ならエラー」に替えるだけ

でいい(後記の「SCSI 関係ソフトについて」を参照のこと)。

 現在判っている不都合などは、もう一つのドキュメントの方に書いてあるので、

確認して欲しい。




−<□■□ これは □■□>−


 X680x0 の複数の SCSI-port を共存させ、SCSI-ID を拡張するものである。本ソ

フトを使用することで、SCSI-ID がソフト的に 0〜15 まで使えるようになる。た

だし、イニシエータ(この場合 X680x0 のこと)に、SRAM に設定した本体 ID、及び

それに +8 した ID 2つが当てられる。よって、実際繋がるのは最大、14個のSCSI

機器となる。デバイスドライバは登録の方法により、無改造でどちらの SCSI-port

の機器かを指定できる様になっている。


 どうしても吸収できない、SCSI_PHASE 用に、SCSI コールを新規追加している。

SCSI_RESET は、両ポート共 SCSI-BUS RESET をするようになるが、これが不都合

な場合を想定し、各ポート別の SCSI-BUS RESET コールを新規追加している。


 同梱の TWOSCSIs.x( TWOSCSI Type-S ) は、ほぼノーマルのと同じであるが、
・・・・・・・・ ・・
2nd-SCSI 機器のデバイスドライバに SUSIE.x 以外使えない、TWOSCSI である。基

本的に使用方法は同じである。違うところはその都度補足説明を入れている(例え

ば`EXG' が使えない、などある)。




−<□■□ 登録 □■□>−


 登録方法は単純であるが、ハード的な環境によって必要なソフトは違ってくる。

ここでは抽象的に例を上げてのみ書く。詳しくはもう一つのドキュメントを参照さ

れたい。


[登録方法]



	「CONFIG.SYS」 SCSI周りのみの内容


(DEVICE = [SCSI-IOCS])		←SCSI-IOCS 登録ソフト
						ex)	SCSIIOCS.SYS
							SASIIOCS.SYS
							SCSIDRV.SYS
							SCSICALL.x
					 SCSI-HD からブートした場合、既に
					 登録されてるので、必要なし。

				☆この SCSI-IOCS の対応の SCSI-portを
				 「first-SCSI(略;1st-SCSI)」と呼ぶ。

 DEVICE = [SCSI-DEVICE]		←SCSI DEVICE DRIVER
						ex)	SCSIDRV.SYS
		:					SCSIHD.SYS
		:			 1st-SCSI-port に接続した、SCSI機器
		:			 のデバイスドライバを必要なら登録
					 する。もちろん複数可能。

 DEVICE = TWOSCSI.x		┐	←本ソフト。以下登録されるのが、
				│	 「second-SCSI(略;2nd-SCSI)」と
				│	 なる。
				│
 DEVICE =  2nd-[SCSI-IOCS]	│	←SCSI IOCS 登録ソフト
				│	 必ず、TWOSCSI.x の直ぐ後にこの種
				│	 のソフトを書くこと。当たり前だが、
				│	 1s-SCSI-port に対してのSCSI IOCS
				│	 を登録しないこと。
				│
 DEVICE =  2nd-[SCSI-DEVICE]	│	←SCSI DEVICE DRIVER
		:		│	 2nd-SCSI-port に接続した、SCSI機器
		:		│	 のデバイスドライバを登録する。も
		:		│	 ちろん複数可能。
				│	 ただし TWOSCSI Type-S の場合、
				│	 DEVICE DRIVER はここに書けない。
				│
 DEVICE = TWOSCSI.x [switch]	┘	←本ソフト。以上、1つ目のTWOSCSI.x
					 との間に登録された、SCSI-IOCS が
					 2nd-SCSI となり、これ以降 SCSI-IOCS
					 でアクセスするには本当の SCSI-ID
					 +8 するだけでいい。もちろんDEVICE
					 ドライバーはそのままで、2nd-SCSI
					 -port の機器をアクセスしてくれる。

			☆[switch] は現在、`EXG' のみがある。このスイッチ
			 (文字列)を付けることで、1st-SCSI、2nd-SCSI のポート
			 が入れ替わる。つまり、2つの TWOSCSI の間にかか
			 れた、SCSI が 1st-SCSI。1つ目の TWOSCSI より先
			 に書かれたものが、2nd-SCSI となるのだ。
			 なお、TWOSCSIs.x (Type-S)では`EXG'が使えない。

			☆これ以後、SCSI-IOCS を完全にすげ替えるもの(target.x
			 やSCSICALL.xなど)は常駐禁止である。

(DEVICE = [SCSI-DEVICE])		 もしこの後に 2nd-SCSI-port の機器
					 にデバイスドライバを付けたい場合、
					 ID に +8 する必要がある。ただし、
					 ID に 8 以上指定できるデバイスド
					 ライバが必要である(例えば SUSIE 
					 V1.15A 以降等)。



 形として、こうなる。簡単に「SCSI-IOCS 登録ソフト」と書いてあるがどれを使

うか、あるいは、どちらの SCSI-port を 「first-SCSI」、「second-SCSI」とした

ほうがいいかは、機器の環境によりちがってくる。もう一つのドキュメントを参照さ

れたい。




−<□■□ 本体 ID について □■□>−


 ver ver 0.52 までは、本体 ID を 7 に固定していたが、これは、万が一、SRAM 

ワーク(SCSI 関係)が破壊された時、2つ登録されている SCSI-IOCS のうち、先

に登録した SCSI-IOCS が本体 ID を 7 に再設定してしまうためであった。その時、

もう一方(後に登録した SCSI-IOCS)では以前の本体 ID のままになったりと、矛盾

が起きてしまうからであったが、結局、おかしくなるのは同じなため、この「本体

ID=7 」の制限は廃止した。

 また、その副作用で、_S_TW_LEVEL の bit16(0=内蔵ポート 1=拡張ポート)は

不定になってしまっている。




−<□■□ IOCS コールについて □■□>−


 IOCS( ベクタ $2F )を変更するものは必ず CONFIG.SYS の1つ目の TWOSCSI

より前に書くこと。例えば、IOCS.x HIOCS.x HTRAP.x 等がこれに当たる。TWOSCSI

を登録後、変更してはいけない。

						 ・・・・・・・・・・
 同梱の TWOSCSIs.x (Type-S)を使用している場合は、これに当てはまらない。




−<□■□ SCSI IOCS について 1 □■□>−


 SCSI-IOCS( IOCS コール $F5 )を登録(あるいは完全に交換してしまうもの)する

ものは、CONFIG.SYS の2つ目の TWOSCSI より後には絶対書かないこと。明らか

に問題が発生する。また、TWOSCSI より前で登録している SCSI-IOCS と 2つの

TWOSCSI の間で登録する SCSI-IOCS は必ず、対象 SCSI-port の違うものを使用

すること。同じものの場合、意味がないだけでなく、ディスクの内容を破壊する可

能性もある。


 SCSI-IOCS を登録するものは以下のもので、動作確認している(保証ではない!)。


・SCSIDRV.SYS : SHARP

	 SCSI-IOCS が登録されていれば、ただ、ディスクのデバイスドライバを
	登録するだけ。後は、SCSIIOCS.SYS を同じである。

・SCSIIOCS.SYS : Hero Soft (ver 1.00+t1 modifi. TNB製作所) [同梱]

	 SCSI-port を内蔵しているかを確認 & 内蔵用 SCSI-IOCS を登録。内蔵
	していなけばなければ、スロットの SCSI ボードを確認。あれば、ボード
	用 SCSI-IOCS を登録する。
	 尚、Hero Soft のオリジナルでは SRAM の SCSI ワークの ボード内蔵/
	オプションフラグがちゃんと設定されない。同梱の SCSIIOCS.SYS はこれ
	を直してある。

・SCEXIOCS.SYS : Hero Soft (ver 1.00+e1 modifi. TNB製作所) [同梱]

	 スロットの SCSIボードを確認。あれば、ボード用 SCSI-IOCS を登録す
	る。無い場合はなにもしない。 SCSIIOCS.SYS の内蔵 SCSI-port のチェッ
	クを省いただけのものである(内蔵 SCSI-port は認識しない)。

・SASIIOCS.SYS : Hero Soft (ver 1.00+t5 modifi. TNB製作所) [同梱]

	 SCSI-port 搭載機(SUPER以前)の機種に付いている ハードディスクポー
	トをソフト的に SCSI-port にしてしまうソフト。当然、SUPER 以降では、
	使用出来ない。詳しくは、Hero. 氏の SxSI のドキュメントを参照のこと。
	 尚、Hero Soft のオリジナルでは MODESELECT など、中途半端な対応の
	命令があった(もしかして理由あってのことか?)。同梱の SASIIOCS.SYS 
	はこれを直してある。



 使い分けなどは、もう一つのドキュメントを参照されたい。


 残念ながら target.x ( COR.氏作 )は CONFIG.SYS 登録出来ないので、使用出来

ない。




−<□■□ SCSI IOCS について 2 □■□>−


 SCSI-IOCS を完全にすげ替えないものでも、使用の際、注意、制限があるものも

確認されている。


・Filop.x : Gao氏作

	 極力、SCSI-IOCS を登録した直後に登録のこと。例えば、

			DEVICE = TWOSCSI.x
			DEVICE = SCSIIOCS.SYS
			DEVICE = Filop.x 4
				:
				:
			DEVICE = TWOSCSI.x

	と言うように書くこと。当然、Mach-2 、(SxSIによる)SASI-port に対し

	ては使えない。

			★注意) Filop.x のドキュメントに触れられていること
				であるが、MO など比較的速度の遅いドライブ
				で、書き込みミスが発生することがある。いま
				まで問題なく、TWOSCSI を導入したら出ること
				がある。それは、(FORMAT.x (v2.31以降?)でフ
				ォーマットされた) SCSI-HD からブートした際、
				SCSI-IOCS に対処するパッチが当てられている
				からだ。よって、2nd-SCSI のように後から単純
				に SCSI-IOCS を登録している場合は、そのパッ
				チが当てられない。ので、MO など比較的速度
				の遅いドライブで、書き込みミスがでることが
				ある。その場合、そのドライブを起動 SCSI に
				繋ぐか、この Filop.x や、回避出来ているソ
				フト(SCSITAI.SYS 等)を使用して欲しい。


・HSCSI.x : じゃぎゅあ氏作

	 登録時、HSCSI.x 内で SRAM で SCSI-port の種類(場所)を確認して

	いるため、使用したい場合、必ず、SCSI-IOCS を登録した直後に登録のこ

	と。あるいは TWOSCSI より前に登録のこと(動作は未確認である)。




−<□■□ SCSI DEVICE について □■□>−


 各種いろいろある SCSI 機器用のデバイスドライバの中で以下の2つは、多少変

わった特色を持っている。本ソフトを使用する場合に、そのままでは多少問題が出
 ・・
る場合があるので、特記しておく。


☆ GORRY氏作の SUSIE.x {System of Universal SCSI Integrated Engine}

	 SUSIE.x V1.15A からは ID に 0〜15 指定出来るようになった。ので、

	2nd-SCSI 接続の機器に SUSIE.x を使う場合、2つ目の TWOSCSI を登録

	後に、SUSIE.x を普通に登録すればいい。この時、2nd-SCSI ポートの ID 

	は 8〜15 になっていることを忘れないよう。

	 TWOSCSIs.x (Type-S)を使用の場合、2nd-SCSI 接続の機器には、必ず

	TWOSCSI 登録完了後に SUSIE.x にて登録のこと。


	 以下は、SUSIE.x V1.15A 未満の場合の話である。

	 SUSIE.x は、他のデバイスドライバとは違った機能がある。それは常駐

	(登録)時に、その指定の SCSI-ID 機器に他のデバイスドライバが登録さ

	れていないかをチェックしている。そしてもしあれば、他のデバイスドラ

	イバを殺して自分を登録している。普通の環境であれば当たり前であるが、

	TWOSCSI.x を使っている場合は、非常に困る場合がある。

	 例えば、以下の場合・・・

		1st-SCSI に HDD(ID0)、HDD(ID1)
		2nd-SCSI に MO(ID0)、CD-ROM(ID1)

	全てを SUSIE.x で使いたいとする。1st-SCSI の HDD(ID0)、HDD(ID1)は、

	素直に今までのやり方で登録して問題無い( 勿論 TWOSCSI.x より前 )。

	が、2nd-SCSI の機器を登録する時、上の例で言う MO(ID0)を登録する時、

	SUSIE.x は 同じ ID0 の機器に登録されている、デバイスドライバを殺し

	てしまう。が、実は同じ ID0 でも繋がっている場所が違うのである。

	 2nd-SCSI 用に TWOSCSI.x 間で SUSIE.x (V1.15A 未満)を使う場合、ス

	イッチに -K -Z (あるいは -LUN0 )を併用して欲しい。



☆ 計測技研の CD-ROM DRIVER

	 計測技研のCD-ROM DRIVER、CDDEV.SYS は SCSI-IOCS (のベクタアドレ

	ス)を書き替えている。他にも多少いじっているが、普通にドライブとし

	て使う分には問題はでないようだ(いまのところ)。ただし、SCSI-IOCS を

	書き替える手順、及び対応ポートが、SCSIIOCS.SYS と同じなため、使う

	場所が限られることを注意。




−<□■□ ベクタについて □■□>−


 SCSI-IOCS である、IOCS $F5 のベクタには TWOSCSI で用意したプログラムを

さしている。この SCSI-IOCS は指定される ID で先に登録した 1st-SCSI と 

2nd-SCSI の IOCS に分岐させている。

 IOCS $F5 をフックし、ちょっと処理をし、元のアドレスに飛ばすものであれば

全く問題無いはずである。

 1st-SCSI-IOCS、2nd-SCSI-IOCS のベクタを変更したい場合は追加 SCSIコールを

使用する。




−<□■□ SCSI 関係ソフトについて □■□>−


 SCSI 関係のソフト、例えば、FORMAT.x など、直に SCSI-ID を指定して使用す

るツールでは、ID が 0〜7 以外はエラーになってしまうため、ID 8〜15 の

2nd-SCSI の機器に対して使えない。これは改造が必要になる。あるいは、フォーマッ

トなど一時的に使うだけであれば、同梱の SUBSTID.x を使用してもいいだろう。


 改造の基本はいたって簡単であるので、ここに記す。



・スイッチや環境変数の ID のエラーチェックの 0〜7 以外ならエラーを 0〜15 
 に変更。ID 文字列の1文字だけしかチェックしていないものもあるので、変更
が面倒なことも考えられる。


・SCSI コールの S_PHASE($09) だけは両ポート用には変更(対応)出来ないので、
 S_PHASE($09)を利用しているツールの場合、TWOSCSI 拡張コールの S_TW_PHASE
 ($0209)を使用すること。
			補足:S_PHASE($09)は以前最後に使われたSCSIポートの
			   PHASE を返すようになっているが、BG で何が動
			   いているか判らないので、極力、こうすること。


どちらの場合もまず、TWOSCSI 拡張コールの S_TW_CHK($1E) で ID が拡張されて

いるかを確認した方がいいのは、言うまでもない。

 尚、TNB製作所製のもの以外では、TWOSCSI 対応は基本的にこちらでは行わな

いので、注意。					田圃補足) 相談はのります^^;

 ・・
 現在、TNB製作所もので、完全対象出来ていないものは以下のものである(確認は

出来ていないが)。


 CDCLUN.x	ver 0.60 以後の場合、2つめの TWOSCSI の後に書けば問題な
		い(もちろん AUTOEXEC.BAT でもコマンドラインからでもいい)。

		ver 0.51 以前の場合、構造上問題があり、CD-ROM の ID は 0〜7 、
		しかも `EXG' スイッチなしの 1st-SCSI でなければならない。つ
		まり、TWOSCSI より先に書き、`EXG' スイッチを使ってはいけ
		ないのだ。


 PDDRVS.x	ver 0.60 以後の場合、`*' オプションを使えば問題なく使用出
		来る。それ以外の場合、構造上、PDDRVS.x を使用したい場合、
		PD-DRIVE の ID は 0〜7 、しかも `EXG' スイッチなしの 1st-SCSI 
		でなければならない。つまり、TWOSCSI より先に書き、`EXG' ス
		イッチを使ってはいけない。




−<□■□ 追加 SCSIコール □■□>−


 現在以下の SCSIコール が追加されている。


	*------------------------------------

	・TWOSCSI の登録チェック

			_S_TW_CHK

		[in]	d1.w = $001E

		[out]	-1 ; 非常駐
			-2 ; 常駐; ID は 0〜15 使える

	*------------------------------------

	・SCSI-ID の最大値

			_S_TW_MAXID

		[in]	d1.w = $001D

		[out]	-1  ; 0〜15
			1〜 ; 0〜その数値まで

			_S_TW_CHK で -2 が来た場合のみ有効です。

	*------------------------------------

	・各ポート別の SCSI-BUS RESET(SPCのリセット)

			_S_TW_RESET

		[in]	d1.w = $0200
			d4.w = 0〜7   (1st-SCSI-port)
			     = 8〜15  (2nd-SCSI-port)
		[out]	なし

	*------------------------------------

	・各ポート別のフェーズセンス

			_S_TW_PHASE

		[in]	d1.w = $0209
			d4.w = 0〜7   (1st-SCSI-port)
			     = 8〜15  (2nd-SCSI-port)

		[out]	指定portのPSNSレジスタ値

	*------------------------------------

	・各ポート別の SCSI-ROM レベル

			_S_TW_LEVEL

		[in]	d1.w = $020A
			d4.w = 0〜7   (1st-SCSI-port)
			     = 8〜15  (2nd-SCSI-port)

		[out]	bit0-15 = 指定portの SCSI-ROM レベル値
			bit16   = ボードfg  0=内蔵 1=拡張  (現在不定 ^^; )
			bit31   = 起動fg  1=1st-SCSI

	*------------------------------------

	・各 ID デバイスドライバ常駐フラグワークアドレスを返します

			_S_TW_DEVFGAD

		[in]	d1.w = $0210

		[out]	各 ID デバイスドライバ常駐フラグワークアドレス

			ワークは WORD。bit 0-15 が ID 0-15に当たる
			ID 0-7 の場合は、IOCS ワークの ($0CEC).b も変更す
			ること。

			★★★	($0CEC).b はデバイス2重登録を回避するため
				のワークのようで、登録後、ここを参照するツ
				ールは見あたらない・・・。もしかしたらこの
				コール(_S_TW_DEVFGAD)は消えるかも知れない。

	*------------------------------------

	・SCSIのベクタの処理アドレスを確認したり変更したりします

			_S_TW_INTVCS

		[in]	d1.w = $0215
			d4.w = 0〜7   (1st-SCSI-port)
			     = 8〜15  (2nd-SCSI-port)
			a1.l = 処理アドレス(-1 なら得るだけ)

		[out]	ベクタの処理アドレス
			-1 ; TWOSCSI 非常駐




 また、従来のコールでも多少変更のあるものとして以下のものがある。


	*------------------------------------

	・(従来)    SPCのリセット、及びSCSI-BUS RESET
	・(TWOSCSI) 両 SCSI ポートの、SPCのリセット、及びSCSI-BUS RESET

			_S_RESET

		[in]	d1.l = $0000

		[out]	なし

			TWOSCSI で管理する2つともの SCSI-port をリセット
			するようになる。

	*------------------------------------

	・(従来)    フェーズセンス(SPCのPSNSレジスタの値)を返す
	・(TWOSCSI) 2つのSCSI-port内、どちらかのフェーズセンスを返す

			_S_PHASE

		[in]	d1.l = $0009

		[out]	現在のフェーズ

			TWOSCSI 使用時の場合、最後に他の SCSI コールで使わ
			れた ID の SCSI-port の SCSI-IOCS のフェーズセンス
			が返るようになっているが、出来るだけ、_S_TW_PHASE
			を使用する様にすること。

	*------------------------------------

	・(従来)    SCSI-IOCS のレベル(バージョン)
	・(TWOSCSI) 不定

			_S_LEVEL (未公開コール)

		[in]	d1.l = $000A

		[out]	SCSI-IOCS のレベル(バージョン)

			TWOSCSI 使用時の場合、最後に他の SCSI コールで使わ
			れた ID の SCSI-port の SCSI-IOCS のレベル(バージョ
			ン)が返るようになっているが、基本的に「不定」とす
			る。




−<□■□ 附属ソフト □■□>−


○ VTWOS.x

 SCSI 関係の状態、TWOSCSI の状態を見るツールを同梱している。

	[使い方] VTWOS.x [command]
	  [command]
		A  ・・・  各 DRIVE の SCSI-ID 一覧が出ます
		B  ・・・  SCSI IOCS のベクタアドレスを表示します
		C  ・・・  DEVICE 常駐 FLAG を表示します
		D  ・・・  SCSI 一覧が出ます
		E  ・・・  SCSI-BUS の状態を表示します
	   (Z  ・・・  SRAM(SCSI関係)を初期化します(★) )

				★注意) SCSI-IOCS によっては、本体のリセッ
					トを要求してきます。のでリセット出
					来る状態で使用して下さい。
					本体ID は 7 になります。



○ SUBSTID.x

 指定 SCSI-ID を一時的に他の SCSI-ID に割り当てるツール。

	使用法:SUBSTID.x [switch] ID{1} ID{2}

		/R ・・・・・・・・ 常駐解除します。

	ID{1} をアクセスした場合 ID{2} の機器をアクセスするようになります。
	もともとの ID{1} 機器は使用出来なくなります。
	ID{2} 機器も従来通りアクセス出来ます。
			   ・・
	ID が二つになるので、常用は避けて下さい。


	ex) SUBSTID 6 12	: ID 6 と 12 は、共にID 12 に接続した機器を
				 アクセスします。




−<□■□ 注意 □■□>−


 SCSI-IOCS にもいくつかバージョンもあり、また、ユーザーの制作したものもあ

る。2つの SCSI-IOCS の DMAC の設定が異なる場合、うまく動かないことが確認

されている。その場合、どちらかを DMAC を使用しないものにするなど、工夫が必

要である。


 TNB製作所は この TWOSCSI によるトラブルは一切責任を負わないものとします。

個人の責任において使用して下さい。

 バグ、トラブルの御報告はぜひお願いします。出来る限り対処、対応していきま

す。




−<□■□ 感謝 □■□>−


 電脳遊技帝国ネットの MAKOPi さん、LIBRA さんには、テスト動作(実験台)をし

て頂き、本当にありがとうございます。

 Sunday-NET の MAS!さんには、動作確認、及び、Filop.x の使用方を頂きま

した。ありがとうございます。

 TNB製作所は会社ではありません。単なる有志達の名前です。




−<□■□ 使用,参考,試験ツール □■□>−


	*  SUPERED.X ver 1.18 T.Nishikawa氏作
	*  has.x ver 3.08 YuNK氏作
	*  hlk.x ver 3.01 SALT氏作
	*  SxSI4 セット Hero.氏作
	*  SUSIE.x 1.15A〜 GORRY氏作
	*  PDDRVS.x ver 0.53 TNB製作所作
	*  SCSI-IOCS  SHARP


							文責:ひで(TNB製作所)
							   田圃(TNB製作所)


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