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		        T・PE SAma68k version 0.98r
		        -- T・総合パターンエディタ --

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			Copyright 1993-1999 TNB製作所


			     基本操作マニュアル




−<□■□ 基本操作 □■□>−


 「てぺ」は、ほとんどマウスで操作します。基本的な操作は以下の通りです。

	・プレス		ボタンを押し続ける
	・クリック		ボタンを押して離す
	・ダブルクリック	ボタンを続けて2回押し離す
	・プレス		ボタンを押し続ける
	・ドラック		ボタンを押したまま移動する

 それぞれの操作でも、右ボタン左ボタンによっても動作が違ってきますし、また、

キーボードのシフトキー([SHIFT],[CTRL],[XF1],[OPT.1]など)を押しながら操作

を行うこともあります(これは各ウィンドウによって微妙に異なるので各ウィンド

ウのところでも説明してます)。


 LINE や、コピーなど2箇所を指定する場合、以下の2通りの方法が使えます。


	・ツーポイントクリック指定
			それぞれのポイントでマウスの左ボタンを押して離す。

	・左ドラック指定
			まず片方のポイントでマウスの左ボタンを押したままも
			う一方のポイントまで離さず持っていく。


 「てぺ」の方でどちらを行ったか自動に認識するようになっています。どちらの

場合も途中で右ボタンでキャンセル出来ます。


 また、場所によっては右プレスによりマウスポインタの位置にメニューがあわら

れるものがあります。そのまま右プレスしたまま文字の上に移動するとポイントさ

れた文字が黄色くなります。そこでボタンを離すことでそのコマンドが指定(実行)

されます。これをポップアップメニューと呼びます。主にタイトルバー(各ウィン

ドウの一番上のタイトルの書いてあるところ)にあるポップアップメニューはその

ウィンドウに関連したウィンドウを呼び出すメニューが並びます。


 キーボード操作として以下のものがあります。

	[登録]:
		画面モード変更。
	[SHIFT]+[登録]:
		画面モード変更(逆順)。
	[OPT1]+[登録]:
		スーパーインポーズします(トグル)。
	[HELP]:
		マウスカーソルの位置のウィンドウの簡単な説明がダイアログで
		出ます。現在あまり用意されてません。
	カーソルキー:
		マウスカーソルを移動させます。選択型のダイアログの時は、上
		下キーで選択項目を変更することが出来ます。
	[ENTER]:
		ダイアログの[YES],[確認]と同じ動作します。
	[ESC]:
		ダイアログの[NO]と同じ動作します。
	[HOME]:
		開いている全ウィンドウをアイコン化、アイコン化している全ウ
		ィンドウを開きます。
	[SPACE]:
		アクティブウィンドウにマウスカーソルをジャンプさせます。
	[ROLL-UP] or [ROLL-DOWN]:
		マウスカーソル下のウィンドウのスクロールエリア内をスクロー
		ルさせます。

	テンキー or ジョイスティック1:
		MAPエディタでマップをスクロールさせます。
	[BS]:
		MAPエディタで一時的に全ページ合成表示をします。
	[TAB]:
		PATエディタでページ切り換えをします。
	[CTRL]+[BREAK]:
		「てぺ」を終了します。
	[CTRL]+[ESC]:
		HUMAN を呼びます。

 ただし、ノートウィンドウがアクティブの場合、[CTRL]+[BREAK] 以外は使用出

来ないようになっています。ご了承下さい。

				補足)	ノートウィンドウ(簡易テキストエディ
					タ)がアクティブな状態とは、ノート
					ウィンドウが一番上、あるいは上から
					FEPウィンドウ、2番目がノートウィ
					ンドウの時を指します。ノートウィン
					ドウがアイコン化している場合はこれ
					に当てはまりません。

 他にマウスと併用して行う特殊なキーボード操作として以下のものがあります。

かなり多用しますので、これは憶えたほうがいいでしょう。

	[SHIFT]+マウス範囲指定:
		PATエディタの時、範囲指定は通常1ドット単位で指定します
		が([BGCOPY]時を除く)、[SHIFT] を押しながらなら、8ドット
		単位になります。

	[SHIFT]+ペースト:
		PATエディタの時、ペースト(ゲットしたパターンを張り付け
		る)時、通常1ドット単位で指定します、[SHIFT] 押しながらな
		ら、8ドット単位になります。

	[XF1]+マウス左ドラック範囲指定:
		PATエディタ、SPリスト、MAPエディタではその範囲のパ
		レットブロックをアクティブパレットブロック(パレットウィン
		ドウで編集対象のパレットのことブロック)に変更します。

	[CTRL]+ペースト:
		PATエディタの上でペースト時、ペーストする色が透明(0)な
		部分はペーストしないようにします。
		マップエディタの場合、ペースト時、チップナンバー0(BG 0 
		や PCG 0 等)の部分はペーストしないようにします。

	[OPT1]+ウィンドウ上クリック:
		普通は各ウィンドウ上のコマンド部分をクリックしてもウィンド
		ウはアクティブ(一番上)になりません、が、[OPT.1] を押しな
		がらクリックするとアクティブになります。
		逆にウィンドウ上のタイトルバー部分を左ドラックしてウィンド
		ウを移動させる時、[OPT1] を押していると、ウィンドウの順番
		を変えること無くウィンドウを移動出来ます。

	[XF2]+マウス左ドラック範囲指定:
		MAPエディタのコピーモードのみで使用可能です。この操作を
		した場合、アクティブマップページ以外も同時にコピーすること
		が出来ます(ペースト時は [XF2]を押す必要はありません)。



−<□■□ 作業範囲 □■□>−


 現在、エディタ種として大きくわけて、


	◎PATエディタ(パターンエディタ)

	◎MAPエディタ(マップエディタ)

	◎PALETエディタ


とあります。いずれも、「てぺ」アイコンのポップアップメニューからオープン出

来ます。


●PALET

 PALETは 16色×15ブロックの 240色が同時に使用出来ます。更に同時には

扱えませんが、240色が 16バンクあり、試し色作りやらに使用することが出来ます。

PALETはPAT,MAP等すべてに共通です。

 PALETマスクはPATエディタにのみ有効です。PALETマスクされてい

る色は書き替えることが出来なくなります。PALETエディタかPATエディタ

でマスクの指定が出来ます。



●MAP

 MAPエディタでつかうデータとして、現在SPとPCGがあります。

	◎SP	:つまりはBG。「てぺ」では16x16dotで扱う場合はSP、8x8dot
		ではBGと呼んでいます。この2つは使う大きさだけでなく、
		BGはMAPで使用出来る、SPは出来ないと言う差もあります。
		BGとSPの関係は以下の通りです。
			┌────┬────┐
			│    │    │
			│BG No.  │BG No. │SP No.
			│ [n*4] │ [n*4+2]│  [n]
			│    │    │
			├────┼────┤
			│    │    │
			│BG No. │BG No.  │
			│ [n*4+1]│ [n*4+3]│
			│    │    │
			└────┴────┘
				注意)SP No.64 以降はBGとしては現在使えません。

	◎PCG:256色で8x8のパターンを定義して、グラフィックをBGのよう
		にと使おうと言うものです(特殊な使い方としてそのマップの位
		置の属性を指定するのにも使います)。「てぺ」では同時に1024
		個までしか定義、使用出来ません。

			 ・・・
 SPとPCGはそれぞれのリストウィンドウがあり、このリストウィンドウにパ

ターンをペーストすることで設定していきます。このリストを直接1ドットずつ変

更、エディットは出来ません。


●CBC/240モード

 PATエディタは基本的には 240色グラフィックエディタです。が、2つのモー

ドを持っており PatEnvウィンドウで切り替えることが出来ます。

	◎CBC:8x8ドット単位内で使える色は 16色になります。その各 8x8
		ドット単位にはパレットブロックが決められます。このCBCモ
		ードはSP(含むBG)を書くためのモードと言えます。

	◎240:240色全てを制限無くどこにでも書くことが出来ます。このモー
		ドでSP等を書きSPリストウィンドウにペーストすると1つの
		パレットブロックの 16色に減色されます。ご注意下さい。



●カット&ペースト

 これらのエディタ、リスト間はゲット&ペーストで互いにデータやり取りが出来

ます。ゲットは「てぺ」ではゲットバンクに入れるとも言い、このゲットバンクの

タイプは、「Dotタイプ」と「Spタイプ」と「Pcgタイプ」があります。

このタイプはゲットのしたエディタ(リスト)によって決まります。逆にペースト

出来るタイプもウィンドウによって、「Dotタイプ」「Spタイプ」「Pcgタ

イプ」とあります。ゲットしたタイプとペーストしたいウィンドウのペーストタイ

プが違っていても、変換してペースト可能なものもあります。


ex)
	ゲットタイプ		  可能なウィンドウのペーストタイプ

	Dotタイプ	────	Dotタイプ
					Spタイプ
					Pcgタイプ

	Spタイプ	────	Dotタイプ
					Pcgタイプ

	Pcgタイプ	────	Dotタイプ
					Spタイプ


 つまり、BGマップデータをゲット(ゲットタイプはSpタイプ)してPATエディ

タ(ペーストタイプはDotタイプ)に張り付けることも可能です。


 ペースト出来る出来ないはマウスのカーソルの形にも出ます。枠が大きくなった

りするのは張り付けられるところの倍率が違うためです。また、ウィンドウによっ

ては枠がウィンドウの表示大きさよりはみ出ているせいでペースト出来ないものが

あります(ウィンドウのサイズを変えることでペースト出来る可能性があります)。

		補足)	PATエディタではペースト時に[CTRL]を押していると、
			パレットが0かカラーが0のところは張り付けられませ
			ん。つまり合成、重ね合わせが出来ます。



●UNDO

 UNDOは間違えて点(線)を書いてしまった時に使います。一回のUNDOで

一作業分のデータが戻ります。右クリックによるUNDOはUNDOしすぎた時に

使います。

 UNDOはPATエディタ、MAPエディタ、SPリスト、PCGリストのもの

にそれぞれ用意されています。コマンドや座標などはUNDOされず、変更された

データを戻すだけとなっています。

 UNDOバッファーの大きさは起動時にスイッチで指定出来ます。このバッファ

をオーバーした場合、はじめの方のUNDOデータから消されていきます。そのた

め、例えばPATエディタでFILLを行ったはずなのにUNDOで全部戻らない

ことがあります。大きなUNDOの可能性がある場合、大きくバッファーを確保し

ておくべきでしょう。

			補足)	UNDOバッファーは起動時のスイッチでしか
				変更出来ません。途中で大きく必要になったら
				一度「全環境セーブ」でセーブし、再起動しま
				しょう。






						文責:田圃(TNB製作所)